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創業計画書の記入例(飲食店の場合)日本政策金融公庫からの借入方法

創業計画書の記入例

飲食店が開業資金を借りるために必要な、創業計画書(日本政策金融公庫用)の書き方について全て解説します。

記入例(見本)も載せてますので参考にしてください。

先に、「創業計画書」と「収支計画書」の違いについてだけ理解しておきましょう。

この記事を書いたひと

プロフィール

ぺぺきよ

会計事務所で15年勤務後、3店舗の飲食店を経営する法人の総務部長として従事。

10年間でコンセプトの違う様々な飲食店の「開業・経営・廃業」に関わってきました。

良いことも悪いことも沢山経験したので、この記事で飲食業に特化した情報を発信します。

目次

【創業計画書】と【収支計画書】は違います

記入を始める前に、「創業計画書」と「収支計画書」の違いについて理解しておきましょう。

創業計画書とは

「創業計画書」とは、日本政策金融公庫から開業資金を借り入れるために公庫へ提出する書類のことです。

具体的には、創業の動機や事業内容、開業の見通しなどを記入して、融資を受けるためにお店のコンセプトや魅力をアピールする書類となります。

用紙は定形のひな形があり、日本政策金融公庫の書式ダウンロードページからダウンロードできます。
日本政策金融公庫 国民生活事業 各種書式ダウンロード

同じページに、新たに事業を始める人向けの「創業の手引き」がありますので、あわせて参考にされるといいです。
日本政策金融公庫 「創業の手引き」

収支計画書とは

「収支計画書」とは、おもに収支予測計画書のことを指します。

「収支予測計画書」は、これからやろうとしてるお店がちゃんと儲かるのか、シュミレーションして数字で表したものです。

資金調達も大事なことですが、これからやりたい飲食店が本当に黒字になるのか、事前にしっかりとした「収支予測計画書」を作成して検討しておくことも必要です。

先に「収支予測計画書」を作成しておけば、「創業計画書」の作成もとても簡単になりますので、ぜひ先にトライしてみてください。

収支計画書の作り方については別記事でもくわしく書いています。

飲食店の創業計画書の記入例

それでは、公庫から事業資金を借りるために必要な「創業計画書の作り方」について見本を交えながら解説していきます

創業計画書の記入例(見本)はこちらから確認できます。
日本政策金融公庫 国民生活事業 「創業計画書(記入例)」

日本政策金融公庫の創業計画書【記入例】

①飲食店創業の動機

あなたが事業をはじめようとした動機について記入します。

創業の動機

簡単な思いつきで事業を始めようとしてないことをアピールしましょう。

事業を始めることになった強い想いを記入します。

資金を借り入れるためだけに、適当なことを書くのはやめましょう。

審査担当はプロなのですぐ見抜かれます。

記入例

私は前職で長い間、商社の営業として様々な場面で様々な方を接待してきました。
その中で、お客様のかゆいところにもっと手が届く店はないか?もっと喜んでもらえる店はないか?
と考えるうちに、いつかは自分の店を持ってお客様をもてなしたいと思い、創業に向けて料理、経営の勉強を行ってきました。
今回、理想のサービスが提供可能な店を実現できる、家賃の安い居抜き物件が見つかったので創業を決意しました。

②経営者の略歴等

あなたのこれまでの経験や実績を記入します。

経営者の略歴等
記入例

平成〇〇年〇月 ××大学卒業
平成〇〇年〇月 □□商事株式会社(〇〇の営業5年勤務)
令和〇〇年〇月 株式会社△△(〇〇の販売2年勤務)

③取扱商品・サービス

お店のサービスの内容やコンセプトを記入します。

取扱商品・サービス

取扱商品・サービスの内容

サービスの内容と客単価、売上の構成比を伝えましょう。

こちらについては別記事の「収支予測計画書」を先に作成すると簡単に転記できます。

記入例
  • ランチ 客単価1,000円 (売上シェア30%)
  • 夜(居酒屋) 客単価4,000円 (売上シェア60%)
  • テイクアウト(お弁当) 客単価600円 (売上シェア10%)

セールスポイント

他店との差別化をアピールしましょう。

記入例

大人がプライベート空間で、落ち着いて会話を楽しみながら食事ができる「大人の隠れ家」がコンセプトです。
ランチでは地元の野菜を多く使い、ボリュームがありつつヘルシーな料理を提供予定です。
夜の居酒屋では、看板メニューの〇〇の他、地元食材や旬の食材を取り入れた毎日のおすすめ料理を提供する予定です。

販売ターゲット・販売戦略

販売ターゲットは誰なのか、どういう方法で来客に繋げていくのかを記入します。

記入例

立地条件を活かして、近隣企業のサラーリーマンやOL、公務員をターゲットにしています。
当分はSNSやポスティング、また、これまでに培ってきた幅広い人脈を駆使して新規顧客を獲得し、商品力と接客力を徹底して「顧客の固定客化」と「来店頻度のアップ」へと繋げていきます。

競合・市場など企業を取り巻く状況

立地の状況や、他店との差別化できる部分をアピールしましょう。

記入例

駅裏の商業ビルが立ち並ぶ裏路地の一角で、コンセプトである「大人の隠れ家」にぴったりの場所です。
近くに居酒屋が多いが、ほとんどが大衆的な店であり、個室を構える落ちついた雰囲気の店が少ないため、ターゲットの集客が予想できます。

④取引先・取引関係等

決まっている販売先や仕入先を記入します。

取引先・取引関係等

販売先

この部分は、多くの飲食店が「一般個人」相手になると思います。

記入例

一般個人(現金) 即日回収
一般個人(キャッシュレス決裁) 掛取引100%

仕入先

取引が決まっている仕入業者を、取引予定額の順に上位3つ記入します。

近所のスーパーなどであればスーパーでも構いません。

記入例
  • ㈱〇〇酒店 50% 掛100% 末締め翌月20日支払
  • ××フード㈱ 20% 掛100% 末締め翌月20日支払
  • △△スーパー ほか 社 30%

人件費の支払い

従業員を雇う場合、給料の「締日と支払日」を記入します。

記入例
  • 末締め翌月10日支払
  • 25日締め末日払い

⑤従業員

雇用予定の従業員人数を記入します。

従業員

夫婦だけでお店を営業する場合、従業員数1人(うち家族従業員1人)となります。

⑥お借入の状況

現在の借入状況を記入します。

お借入の状況

借入先、借入用途、残高、年間返済額を正直に記入します。

以上、ここまでは、経営の三要素である「ヒト、モノ、カネ」のうち、ヒトと一部のモノについて記入してきました。

ここから先は主に「カネ」の部分について記入していきます。

ぶっちゃけ、融資担当者が一番気をつけてチェックするのはここから下の部分です。

➆必要な資金と調達方法

「開業にかかる費用」と「その資金調達の方法」について記入します。

必要な資金と調達方法

設備資金

店をオープンするまでに係る設備費用を記入します。

開業までに必要な設備がいくらかかるのか、事前にリストアップしてください。

ここでの設備資金は、全て見積書を公庫に提出する必要があります。
記入された数字の根拠を、融資担当者が確認するためです。

運転資金

お店を運転するために必要な費用(資金)を記入します。

毎月かかる費用はおおむね2~3ヶ月程度をみておきましょう。

事前に収支予測計画書を作成しておくことで、簡単に転記することができます。

⑧飲食店を開業後の見通し

事業の収支予測を記入しまします。

飲食店を開業後の見通し

先に「収支予測計画書」を作成していれば、それを転記すればOKです。

別途作成した「収支予測計画書」を添付して説明すると、融資担当者の信頼度がより上がると思います。

⑨自由記述欄

までの項目で伝えきれなかった、あなたの熱い想いをこちらに記入して下さい。

ぺぺきよ

文章が下手でも熱い気持ちは伝わります!

飲食店の創業計画書の記入例まとめ

以上、創業計画書の書き方(見本)について解説しました。

創業計画書を作成するうえで大事なポイントは、これからやろうとしているお店の魅力やコンセプトをしっかりと融資担当者にわかってもらうことです。

付け焼刃で作った創業計画書は、幾度も審査を行っている融資担当者にはすぐに見抜かれてしまいます。

融資の審査を通すことだけを目的として書類を作成しても意味がありませんので、しっかりと時間を取って根拠のある綿密な計画書を作成しましょう。

この記事を書いたひと

プロフィール

ぺぺきよ

会計事務所で15年勤務後、3店舗の飲食店を経営する法人の総務部長として従事。

10年間でコンセプトの違う様々な飲食店の「開業・経営・廃業」に関わってきました。

良いことも悪いことも沢山経験したので、この記事で飲食業に特化した情報を発信します。

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